不時着と墜落 ーオスプレイの事故からー
オスプレイが『不時着』したー
そう伝えられた事故があった。
実際、現場に見に行くとそこにはバラバラになった機体があった。
そこで私はふと思った。
『不時着』と『墜落』は何が違うのだろうか。
私は過去あった不時着事故と墜落事故を調べてみた。
参考にしたのは、日本航空123便墜落事故とユナイテッド航空232便不時着事故だ。
どちらも1980年代後半の事故だが、それで良い。
だって知りたいのは「墜落」と「不時着」の差なのだ。
そこで分かった不時着と墜落についてまとめる。
不時着
空港やそれ以外の場所に緊急着陸するケース。主な要因として、降着装置(ランディングギア)が降りなかったり、燃料が尽きたり、時には操縦系統が全滅したり屋根が吹き飛んだりしながらも無事に着陸できたケースと、着陸態勢は取れたが場所が不適当だったために機体が破損したというケースに分かれる。墜落に比べると衝撃をコントロールできているため、生存率は高い。
ーWikipedia「航空事故」から
墜落
飛行中に何らかの事情が発生し、航空機が地上へ落下する事象の総称。以下で述べる空中分解するケースと、原型を保って墜落するケースがある。
ーWikipedia「航空事故」から
これらを見ると、オスプレイの事故は『不時着』であったのだろうと思う。
しかし、アメリカの星条旗新聞は『墜落』と報じた、とされている。
しかし、星条旗新聞の記者がしっかりと操縦士に聞けたわけではないだろう。
星条旗新聞がアメリカ民主党派かアメリカ共和党派かでも結果が変わるだろう。
一つ言えるのは「マスコミさんの記事をソースとして使っては他のマスコミさんの記事をソースとした人と食い違い、対立を生む可能性がある」という事だ。
「百聞は一見にしかず」このことがよく分かる事故だったのだ。